top of page

ウズベキスタンでジャガイモの価格が急騰 – 農業省が説明




ウズベキスタンの農業省は、ソーシャルメディアで1kgあたり12,000スムまで値上がりしたとの報道を受け、ジャガイモ価格の上昇について説明しました。


農業省の調査によると、タシケントの「Food City」市場ではジャガイモの平均価格が8,500スム/kg、フェア(市場)では5,000~6,000スム/kgで販売されています。


価格上昇の主な要因


ジャガイモの値上がりの背景には、収穫量の不足があります。2024年には、再播種された農地からの収穫量が100万トンにとどまり、必要な170万トンのうちわずか**44%**しか確保できませんでした。


さらに、種子・肥料・燃料・電力などの農業資材の価格が大幅に上昇しました。例えば、1ヘクタールあたりのジャガイモ栽培コストは5,500万~6,000万スムに達し、他の作物の2~2.5倍になっています。


周辺国でもジャガイモ価格が上昇


ジャガイモの供給不足はウズベキスタンだけではありません。

  • カザフスタンでは収穫量が80%減少。

  • ロシアでは作付面積が3万3,900ヘクタール減少し、収穫量が140万トン減少。

政府の対応策


ウズベキスタン政府は、国民が安価なジャガイモを購入できるように次の措置を講じました。


24万5,600トンのジャガイモを備蓄


9,900トンのジャガイモを市場に供給


アフガニスタン、キルギス、パキスタン、イランから9万4,200トンを輸入


現在、パキスタン産ジャガイモはスーパーマーケットで4,990スム/kg、国内産ジャガイモは8,490スム/kgで販売されています。


今後の見通し


価格は2~3月に安定し、4~5月の新ジャガイモ収穫で徐々に下がると予想されています。2025年には、12万2,000ヘクタールの農地でジャガイモの作付けが計画されています。


先日、SNS上では**「ジャガイモが12,000スムまで値上がりした」**との情報が拡散されましたが、農業省はこれを否定しました。


なお、ウズベキスタンは2027年までにジャガイモの完全自給を達成する計画で、今年中に農業基金から4,000億スムを投入する予定です。


ちなみに、カザフスタンではジャガイモ不足が深刻化し、一人あたり5kgまでの購入制限が設けられています。




元記事はウズベキスタンの[Kun.uz]から翻訳されました。

bottom of page