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ウズベキスタンのイスラム建築② ~美しい遺跡から歴史の変遷を感じる~

中央アジアの真ん中に位置する国、ウズベキスタン。かつてはシルクロードのオアシス都市として栄えた都市が複数あるこの国には、遺跡好きが思わずときめくような遺跡が数多くあります。今回はブハラに注目して、都市の遺跡を紹介していきます!


〈この記事はこんな方におすすめです〉

  • ウズベキスタンがどんな国か興味がある方

  • ウズベキスタンの有名な観光地を知りたい方

  • イスラム建築が好きな方


繁栄・破壊・そして復興を遂げた古都「ブハラ」

続いて紹介するのは、ウズベキスタンの中央に位置する古都「ブハラ」です。ブハラは古くは紀元前4世紀から発展し、サマルカンドと同じくシルクロードのオアシス都市として発展しました。

13世紀にはモンゴル軍に町を破壊されてしまいましたが、その後復興し16世紀にはブハラ・ハン国の首都として再び栄えました。

ここでは「ブハラ歴史地区」「アルク城」を紹介します。

まずブハラ歴史地区についてです。16世紀のブハラ・ハン国の時の町並みが残っており、1993年に世界遺産に登録されました。歴史地区自体があまり大きくはないため、中世の異国情緒漂う雰囲気の中を歩いて散策できることが魅力の一つです。



歴史地区にはモスク・マドラサ・ミナレットなどイスラム世界の建築が数多く存在します。その中でも特に有名なのが「カラーンミナレット」です。アザーンをブハラの町に響かせるために作られました。日干し煉瓦を積み上げ、綿密な装飾を施されたその立ち姿はとても美しく、13世紀に来たチンギス・ハンがその美しさ故に破壊をしなかったとも言われています。

※アザーン:イスラム教における、礼拝の時刻を告げる肉声による呼びかけ



続いて「アルク城」です。アルク城は歴代ブハラ・ハーンの居城で、「古代ブハラ発祥の地」とも言われます。城内は紀元前4世紀に建てられたそうです。外壁は何度も外敵に破壊され、現存しているものは18世紀に建てられました。



城内にはモスクや広場、家畜の小屋など様々な空間があり、博物館も併設されています。城壁からはブハラの町並みを楽しむこともできますよ!


次回は最終回、ウズベキスタン西部にある博物都市「ヒヴァ」を紹介します!

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