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ウズベキスタンのイスラム建築③ ~美しい遺跡から歴史の変遷を感じる~

中央アジアの真ん中に位置する国、ウズベキスタン。かつてはシルクロードのオアシス都市として栄えた都市が複数あるこの国には、遺跡好きが思わずときめくような遺跡が数多くあります。今回はヒヴァの都市に注目して、都市の遺跡を紹介していきます!

〈この記事はこんな方におすすめです〉

  • ウズベキスタンがどんな国か興味がある方

  • ウズベキスタンの有名な観光地を知りたい方

  • イスラム建築が好きな方


町全体が世界遺産の博物都市「ヒヴァ」

最後に、ウズベキスタンの西部の荒涼とした砂漠の中に位置する都市「ヒヴァ」の遺跡を紹介します。ヒヴァもシルクロードのオアシス都市として発展し、この地域のイスラムの聖都になりました。

ヒヴァで一番有名な遺跡が「内城・イチャンカラ」です。モスクやメドレセが50近く残されており、シルクロードのオアシス都市として繁栄した時代をそっくり今に残す「博物館都市」として、1990年に世界遺産に登録されました。



砂漠の中のオアシス都市であるため、サマルカンド・ブハラに比べて黄褐色の砂の建築が多いのが特徴です。素朴な色合いの町並みにたまに現れる、モスクやミナレットのブルータイルは、優しい雰囲気をしています。



こちらは西門からイチャンカラに入ってすぐに見える「カルタ・ミナル」です。他のミナレットに比べて高さが低いことが分かります。というのも、これは「未完のミナレット」なのです。1852年に施行が開始されましたが、26メートルのところで工事が中断されてしまいました。もし完成していれば100メートルを超える、中央アジア最大のミナレットになっていたそうです。

また、ヒヴァの魅力の一つにイチャンカラを一望できる場所が複数あることが挙げられます。ジュマ・モスクのミナレットや、アクシェイフ・ババの見張り台からは砂で作られたヒヴァの町が一望でき、さらにそこで生活している住民の様子も見ることができます。一日中移り行く街の様子を見るのも、楽しみ方の一つではないでしょうか。



最後に

ここまでウズベキスタンの3つの都市「サマルカンド」「ブハラ」「ヒヴァ」の3都市の遺跡を紹介してきました。これを機会にウズベキスタンに興味を持っていただければ幸いです。


他記事でウズベキスタンの料理や文化、旅行の状況などを発信していますので、ぜひそちらもチェックしてみてください!

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