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ウズベキスタンの食文化〜食事風景編〜

更新日:2024年12月26日

Saolm!(ウズベク語で「こんにちは」)

今回はウズベキスタンの食文化の最後として、ウズベキスタンの食事風景を紹介します。


〈この記事はこんな方におすすめです〉

  • ウズベキスタンの食文化に興味がある方

  • ウズベキスタンの食事の作法を知りたい方

  • ウズベキスタンに行く予定のある方


基本事項

ウズベキスタンは、首都のタシケントを除けば、単身者用のアパートは少なく、基本的に2,3世代の家族で暮らしています。そのため、1食分の食事量もかなり多くなるので、家の女性が分担して毎食作っています。

ご飯は基本的に家族そろって食べます。しかし、お客さんを招くときは男女別室で食事をとることもあります。食事中は会話を楽しみます。家族や親戚の間のコミュニケーションの場にもなっているのですね。

また、イスラム教徒が多い国なので、食事の前には「ビスミッラー」と言われるお祈りをします。30秒くらいで終わる文言ですので、ウズベク人と食事に行くときは待っているようにするといいと思います。


朝食・昼食・夕食

朝ごはんはナン(ノン)にチーズ・ヨーグルト・バター・ジャムなどを付けて食べることが多いです。目玉焼きを作ることも多いです。

飲み物は例のごとくチャイが出されます。まずはチャイを飲むことで、胃腸を起こしてあげます。



次に昼ごはんについてです。

これは筆者がウズベキスタンで驚いたことの一つですが、ウズベキスタンではお弁当はあまり食べないそうです。冷めた食事はあまり食べないということが理由だそうです。

仕事の人は、お昼は外のレストランに食べに行くか、一度家に戻って食べます。お昼のレストランでは、大皿のプロフを4,5人で分け合っている男性グループをよく見かけます。



最後に夕食についてです。

夕食は家で食べる人が多いです。タシケントでは外食する人もいるようですが...。日本と違ってお酒を飲むことも少ないため、居酒屋などもありません。

家で女性が作った料理を家族みんなで食べます。1品というよりも、とてもたくさんの種類の料理が出てきます。



1人前ずつ出すというよりも、大皿に盛りつけた料理を各々取っていく形になっています。


まとめ

ここまで、ウズベキスタンの一般的な家庭の食事風景を紹介しました。ウズベキスタンでは一人で食事をすることが少ないため、日本にきたウズベク人も複数人で食事をすることがほとんどです。一人暮らしが多い日本とは、このような点もかなり違っています。

日本にいるウズベク人を食事に誘うと喜ばれるかもしれません!ぜひお互いの食事のマナーを理解して、楽しい時間を過ごしてください。


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