Salom!(ウズベク語で「こんにちは。」)
本日1月15日。今週のウズベク日記を書いていきます!
今回はなんといっても数十年ぶりの大寒波襲来!がメインになります。私の家も電気、ガス、水のすべてのインフラが止まってしまい、サバイバル生活を送っているところです。
ウズベク人もこんな大寒波は久々で、何も対応できていないそうです。
そんな、寒波の中での生活を含め、今週の様子をお届けしたいと思います!
〈この記事はこんな方にお勧めです〉
ウズベキスタンに旅行する予定のある方
ウズベキスタンの生活に興味がある方
日本に住むウズベク人と関わりがある方
1/9 学校の様子
先週のウズベク日記や自己紹介記事でも触れた通り、私はサマルカンドにある民間の日本語学校「Blue Sky Language Center」で働いています。
この学校に今週から新しいウズベク人の先生がいらっしゃって、ますますにぎやかになっているところです。
ウズベク人の先生には、ひらがなからの日本語の導入を担当していただいています。
先生がひらがなを書くたびに「ヤードゥーセ」と言っており、気になったので聞いてみました。そしたら、「ヤードゥーセ」はタジク語で「1,2,3」という意味だそうです。
サマルカンドはタジキスタンに近いこともあり、実はタジク語も話せる人がとても多いです。
バザールではウズベク語よりタジク語で値段交渉をしたほうが安くなるという噂もありますし(笑)
話を戻します。
元々アルファベットとキリル文字を主に使うウズベク人にとって、「ひらがな・カタカナ」のハードルは、私たちが思っているより高いです。
東アジア圏の学生さんですと、結構漢字から意味が取れたりして、読解が得意ということもあるのですが...。
そのため、日本語学習の最初でつまずかないように「ひらがな・カタカナ」の導入はゆっくりめに行っています。。
日本で働きたいと考えるウズベク人は多いですが、そのためには日本語能力試験(JLPT)のN2が必要です。ここでは漢字の壁にぶつかるウズベク人が多いです。
1/10~ 寒波襲来!!
1/9の夜からしんしんと雪が降り積もり、10日の朝、窓の外を見たらそこは一面雪景色でした!
なお、外気温は-22℃。歩くだけで顔が痛くなりますね。
私は普段の通勤はタクシーを使っています。ロシア発の配車アプリ「Yandex」にお世話になっています。
普段は家から学校まで6000スムのところを、15000スム...。高い!この状況で送ってくれるタクシーがあるだけありがたいですが(笑)
ちなみにこのタクシー、学校の3,400メートル手前で雪にはまって動けなくなってしまいました。普段雪があまり降らない地域なので、ドライバーさんも慣れていないのかなと思います。
一応授業はやりましたが、ほとんど学生は来ませんでした。この状況で来てくださいとは言えないので、当然の状況かなと思います。
※ちなみに公立の教育機関(小学校~大学)は、寒波の前に1/20頃まで冬休みを延長するという連絡がありました。しかし、寒波が来て2,3日後に「予定を変更して翌日から学校を再開する」という通知が来たそうです。どうしてこの状況で再開するのか、そしてなぜそれを前日に伝えるのか...、ウズベキスタンあるあるなところがここでも出ていました。
1/11~ 寒波継続
全然寒波が去らないなあ、と思っている水曜日。
授業がない日なので、日本人の友達に会いに行きました。お昼はラグマン。フォークで食べたら汁が服に飛び散るので、友達が割り箸を持ってきてくれました。
割り箸で食べていたら、それを見た店員さんに「フォークで食べない人を初めて見た!」と言われました(笑)
そしてまたまた寒波の話ですが、一旦雪は収まり、ただひたすらに寒い日々が続いています。
そして-20℃の世界では、雪が降ると翌日以降の路面凍結がひどいです。
私の家の前はすべて凍っており、近所のミニマーケットにすら行きたくない状況です。
そして、この頃になるとインフラがなくなり始めます。
まずは水。これはパイプが凍ってしまうので、どうしようもないですね。
次にガス。私の家はボイラーが設置されているのですが、外気温が低すぎて全然家の中での効き目はありません。
最後に電気です。おそらくガスがなくなって、多くの人が電気ヒーターを使ったことが原因で、電気が足りなくなったのだと思います。夜はほとんど停電しています。
14日午後~15日午前(現在)まで、私の家はずっと電気がありません。携帯もパソコンも充電がなくなってしまい、会社に避難してきました(笑)
こんな状況、日本では災害時以外なかなかないと思います。そしてまあまあ早く復旧します。でもここではいつ復旧するか分からないので、ただひたすら耐えるだけです。会社のウズベク人や、友達にも「あと少しだから我慢して」とたくさん言われました。
まとめ
ここまでひたすらに「寒波で大変!」ということを書きましたが、嫌なことばかりでもありません。
日本にいれば経験できないサバイバルに奮闘したり、ウズベキスタンの雪景色を見て癒されたりと、現地に住まなければ得られなかったものがたくさんあります!
最後に雪景色のレギスタン広場を載せておきます。冬の間の滞在は不便だし寒いのであまりお勧めはできませんが、それでも!という方は入念に準備してお越しいただければ嬉しいです。
それではまた、Ko'rishguncha xayr !!(ウズベク語で「さようなら、また会う日まで。」)