Salom!(ウズベク語で「こんにちは!」)
前回から3回にわたって、ウズベク人の人となりを紹介していきます。3回分の記事のタイトルは以下の通りです。
男性編
女性編(この記事)
注意すること
正直、国と言う大きなカテゴリーで性格を述べることは、誤解に繋がる恐れもあるので避けていたのですが、在日ウズベク人を対応する(又はこれから対応する予定のある)人にとっては気になる部分かと思いますので、書いていきます。
また、その国特有の人柄をなんとなくであっても理解すると、その人の行動の理由が分かって、理解できないことによる衝突が減ると考えます。
〈こんな人にお勧めです〉
在日ウズベク人を受け入れている企業・学校の方
ウズベキスタンの人と関わる機会がある方
ウズベキスタンに旅行に来る予定のある方
男女共通の性格
まずは、男女共通する性格を紹介します!(男性編にも同じ内容が記載されていますので、そちらを読んだ人は飛ばしてもらっても大丈夫です!)
①人懐っこい
まず非常に人懐っこい人が多いです。初対面の人でも気軽に話しかけてきますし、かなりパーソナルスペースも狭いです...(笑)
例えばタクシーに乗ると、運転手さんに「どこから来たの?」「何歳?」「結婚してる?」など矢継ぎ早に質問されます。単に珍しい外国人に興味があるだけかもしれませんが、日本ではなかなか聞いてこないような質問も、遠慮なくしてきます。
バザールで買い物をすると、買い物で必要な「いくらですか?」というやり取りに留まらず、こちらのことをいろいろ聞いてきますし、逆にこちらからバザールでのいい店や食堂などを聞くこともできます。
また、初めて会った相手にも「うちに夕飯食べに来ない?」と気軽に誘ってくれますし、家でご飯を用意してくれる女性も、突然ご飯を食べに来た客に対して、歓迎してご飯を出してくれます。
②よく話す
続いて、ウズベキスタンの人はよく話します。恥ずかしがり屋で寡黙な人ももちろんいるのでしょうが、日本よりかは会う機会が少ないかな...という印象です。
一度話出すと、自分のこと、家族のこと、親戚のことなど、話題が尽きないです。そのため、一度誰かと雑談を始めるとしばらくその場から離れることができないです(笑)。
③耳がいい (これは性格とはちょっと違うかもですが)
そして、よく話し、生まれた時から2,3か国語(ウズベク語、ロシア語、一部地域はタジク語)に囲まれているウズベク人は、非常に耳がいいです。
バザールとかで日本人同士が話している会話を聞いて、一部の単語を拾って繰り返していることがよくあります。自分が逆に、初めて聞く外国語を一瞬だけ聞いて発話できるかと聞かれたら、難しいなと思います。
④思いやりが強い
ウズベク人の多くの人は、自分よりも他の人のことを優先して考えます。自分の予定があっても、他の人が困っていたらそちらを優先して助けてくれます。
日本人は時間を決めて行動する人が多いと思いますが(もちろん個人差はあっても)、ウズベク人は日本よりも仕事・プライベートにおいて時間に縛られることが少ないと感じます。時間に縛られてないから、他の人を助ける心の余裕があるかもしれないです。
これは、電車のeチケットに問題が起きた時に、窓口で手続きなどを助けてくれた時の写真です。
女性のよくある性格
ウズベキスタンの女性は非常に綺麗好きです。家でも暇があれば掃除しています。イスラームの教えもあって、小さい頃から母親に掃除などの家事を仕込まれています。
私もホームステイをしていた時に、部屋の机の上とかに物を置きっぱなしにしていると、ホームステイ先の人が気づいたら片付けているということがありました。勝手に自分の部屋に入られるのは少し嫌でしたが、そこもウズベク人の女性的には綺麗に整理整頓してほしいところなんだなと思って心を落ち着かせていました...(笑)
また、「ウズベキスタンの生活様式 一日の流れ編」でも述べた通り、ウズベキスタンの女性は基本家で家事をすることが多いです。料理を作ったり、掃除をしたりなどです。
しかし、最近では家計の助けのために働きに出る女性もいます。女性が働きに出ても男性は家事をしないので、昼間は働き、朝と夜は家事と子供の面倒を見るなど、一日中働いています。
ここからわかる通り、ウズベキスタンの女性は非常に働きものです。仕事がない日の昼間、家でゆっくりすることはあまりないのかもしれません...。
まとめ
ここまでいかがだったでしょうか。
女性は家の家事全般の責任を負っているので、責任感が強く働きものな人が多い印象です。
ぜひ、ウズベク人の女性と関わる機会があれば、家での普段の過ごし方などを聞いてみてください。ウズベク人の女性も男性と同じく人懐っこい性格なので、色々教えてくれると思いますよ。