Salom!(ウズベク語で「こんにちは」)
今回は3回にわたってウズベキスタンの地理・気候について紹介していきます。
「ウズベキスタンってそもそもどこにあるの…?」「1年間の気温の変化はどうなっているの…?」など、基本的な情報を掲載していきます。
この記事では、まずウズベキスタンの地理について紹介します!
〈この記事はこんな方におすすめです〉
ウズベキスタンがどこにあるか知らない方
ウズベキスタンの各月の気候を知りたい方
ウズベキスタンの自然環境に興味がある方
ウズベキスタンってどこにあるの?
ウズベキスタンの場所を一言で表すと「中央アジアの中心部」と言えます。とはいっても、「中央アジア」という言葉自体耳慣れない方が多いかもしれません。
中央アジアとは、ユーラシア大陸中央の内陸地域で、それぞれ旧ソ連の構成国だったウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン の5つの国で構成されています。
ウズベキスタンは北でカザフスタン、南西でトルクメニスタン、南東でタジキスタン、北東でキルギスと国境を接しており、他の中央アジアの4か国すべてと国境を接する唯一の国家です。
そして、ウズベキスタンの地理的特徴を表す言葉の一つに「二重内陸国」という言葉があります。二重内陸国とは、内陸国のうち、国境を接するすべての国が内陸国である国のことで、 海に出るために最低2回、国境を通過しなければなりません。世界でウズベキスタンとリヒテンシュタインの2か国のみがこれにあたります。
ウズベキスタンの国土について
ウズベキスタンの地形は多種多様ですが、実は国土面積の約80%は砂漠で占められています。特に北西部には広大なキジルクム砂漠、西にはカラクム砂漠が広がっています。
また、南東部は天山山脈より続く高山地帯となっており、最高地点はギッサール(ヒサル)山脈にある4643mのハズレト・スルタン山です。タジキスタンとの国境付近にあります。
このように国土のほとんどが砂漠地帯、山岳地帯で占められているため、国土の約10%ほどの灌漑農地やオアシス周辺で集中的に農業が行われています。国内での主な農業地域は東部にあるフェルガナ盆地です。
ここまでウズベキスタンの位置・国土の特徴について紹介してきました。次回は地理編②「ウズベキスタンの水事情」について紹介します。