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ウズベキスタンの四季 冬編


Salom!(ウズベク語で「こんにちは!」)


日本には春夏秋冬という四季があって、それぞれの季節の雰囲気や景観を楽しんでいる人が多いかと思います。

しかし、世界の中には雨季と乾季しかない赤道直下の地域などもあり、1年の中に四季があるというのが当たり前ではないということに気づかされます。


では、ウズベキスタンはどうなのでしょうか?


結論から言ってしまえば、ウズベキスタンにも四季があり、それぞれの季節で違った景観を見ることができます。

しかし、ヒヴァがあるウズベキスタン西部は砂漠地帯なので四季を感じることは少ないです。同じウズベキスタン国内でもオアシス都市、山が近い地域、砂漠地帯などでかなり季節の感じ方は変わってくると思います。


ということで、ウズベキスタンの四季の様子をそれぞれに分けて紹介していきたいと思います!

旅行に来られる方は季節感の参考に、日本にいるウズベク人と関わる機会がある方は彼らと話すときの話題の参考にしてください!



【ウズベキスタンの四季】

  • 春編(3~5月)

  • 夏編(6~8月)

  • 秋編(9~11月)

  • 冬編(12~2月)(←この記事)



〈この記事はこんな方にお勧めです〉

  • ウズベキスタンに旅行に行く予定のある方

  • ウズベキスタンの景色に興味がある方

  • 日本に住むウズベク人と関わる機会がある方




ウズベキスタンの冬の気温と服装


ウズベキスタンの冬の気温は、平常時で最高気温が5~10℃前後、最低気温が-5℃~3℃前後です。東京よりは寒いですが、日中は気温もプラスになってかつ晴れる日も多いので暖かく感じます。


※雨温図などは「ウズベキスタンの気候」の記事をご覧ください


服装に関しては、コートよりもダウンを着ている人が多い印象です。日本でよく見かけるダッフルコートを着ている人はあまり見ませんでした。

また、ダウンもお尻が隠れるくらいの丈が長いものを着ている人が多かったです。日本では最近ショート丈のダウンが流行りましたが、それを着ている人もあまり見かけませんでした。丈は長い方が温かいので、まあまあ寒いウズベキスタンでは自然かもしれません。


また、冬の寒い日はニット帽をかぶっている人が多いです。筆者も-5℃くらいになった時期に帽子を買いました。頭と耳を防寒することは大切ですね...。


【ウズベキスタンの冬の服装】




ウズベキスタンの冬は雪はあまり降りません


日本では冬になると日本海側を中心に、豪雪地帯だと3~4mもの雪が積もることもあります。


しかし、ウズベキスタンは日本とあまり緯度が変わらない場所にありますが、日本のように雪が大量に降るということはありません。山の上など標高が高い地域は降りますが、それ以外の平地(タシケントやサマルカンドなどの市街地)では、年に1,2度降るか降らないかくらいです。

ウズベキスタンの人が日本に来た時に雪を見ると、喜ぶことが多いですよ!ぜひ一緒にスキーなどに行ってみてください。



普段は雪が降らないといっても、今シーズン(2023年)は数十年に一度の寒波が来たとかで、12月と1月に各地で大雪になりました。

ウズベキスタンは雪の備えがない地域なので、ガス管や水道管が凍結したり、電気の供給がなくなったりと、色々大変なことがありました...。



ウズベキスタンの冬は観光に向いている?


旅行者の方は、冬にウズベキスタンに来てもいいのか悩むところかと思います。


結論から言うと、私はあまりウズベキスタンの冬の観光はおすすめしません。なぜなら観光地がオフシーズンで開いていない施設やお店が多いからです。


筆者も2月上旬にシャフリサブスへ行きましたが、お土産屋さんはほとんど開いていなくて、観光客もいないので閑散とした雰囲気でした。


逆に、遺跡などの観光地を、他の観光客がいない中ゆっくり回りたい人にはお勧めです。



ウズベキスタンの冬の町の雰囲気


ウズベキスタンの冬の町ですが、基本的には他の季節に比べて落ち着いた雰囲気になっています。バザールなどの冬は野菜が採れる時期ではないので、春夏に比べて野菜や果物の量は少ないと感じます。


とはいっても、12月後半からはニューイヤーに向けての飾りが町に現れ、明るい雰囲気になります。

Yangi yil(新年)の過ごし方」という記事にも書いた通り、ウズベキスタンのお正月はクリスマスの雰囲気でやります。12月下旬から1月中旬まで街中でジングルベルが流れています。



まとめ


以上でウズベキスタンの冬の様子の紹介を終わります!

冬は寒くて暗い、気分が落ち込んでしまう日も多い季節ですが、ウズベキスタンの人は持ち前の明るさで、楽しそうに生活している人が多かったです


どんな大変なことがあっても、笑って対応するウズベキスタンの明るさと柔軟さが羨ましい季節だと感じました。





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