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ウズベキスタンのインフラ事情 ②ネットワーク編

Salom!(ウズベク語で「こんにちは!」)


前回から「ウズベキスタンのインフラ事情」という名前で、ウズベキスタンの電気やガス、さらにインターネットの接続具合などを紹介しています。


今回は第2回:ネットワーク編ということで、Wi-Fiやモバイル通信などのウズベキスタンのネットワーク環境を紹介します!

ウズベキスタンに来る旅行者の方はもちろんsimカードの値段が気になるでしょうし、日本に住むウズベク人の対応をしている方も、ウズベク人が普段どのくらいのギガ数を使っているか気になるところかと思います。


ぜひこの記事を読んで、ウズベキスタンのネットワーク事情についての不安を解消してください!



〈この記事はこんな方におすすめです〉

  • ウズベキスタンを訪問しようと思っている方

  • ウズベキスタンでzoomなどのオンライン会議をする予定のある方

  • 在日ウズベク人の対応をする企業・学校のご担当者様



基本情報・モバイルデータ通信


まずモバイル通信の世代ですが、ウズベキスタンでは基本「3G」か「LTE」です。LTEとは4Gへの移行準備期間に登場した規格ですが、ほぼ4Gと変わらない通信速度を持っています。


日本では、すでにほとんどの地域が4Gであり、また都市部では5Gへ移行している場所もあります。ですので、日本の通信速度に慣れ親しんだ人からすると少し遅いと感じる場面もあると思います。


そしてウズベキスタンで一番困るのは、回線によってインターネットに繋がるかどうか、かなり差があるということです。日にち、時間帯によってはほとんど繋がらないこともあります...。

ウズベク人の中には1台のスマホに2枚のsimカードを挿入するデュアルsimを使っている人もいます。回線の調子の良し悪しによって切り替えているらしいです。


また、タシケントやサマルカンド、ブハラなどの観光地や、アンディジャン、ジザフのような地方の中心都市では問題なくモバイルデータ通信が繋がりますが、それらの都市間にある村では繋がらない可能性も高いです。



基本情報・Wi-Fi


そして気になるWi-Fi環境ですが、都市部ではWi-Fiを設置している家が多いです。住宅用のWi-Fi設置工事もそこまで高額ではありません。アパートや寮にはWi-Fiが付いている場合も多いです。


とはいっても、日本のWi-Fiに比べて通信速度は遅いです。家のWi-Fiではzoomなどのオンライン会議ができないときもあります。



以下でサマルカンドの私の家と、サマルカンドにある一つのカフェを例にして、Wi-Fiの通信速度を紹介します。

こちらは私の家のWi-Fiの通信速度です。Mbpsは1秒で送受信できるデータ量を表し、テキストだけの送受信であれば1Mbps、Webページの閲覧や動画の視聴であれば10Mbps必要となります。




家のWi-Fiは最大が1.83Mbpsですから、なかなかzoom会議は安定しないのが現状です。家でオンライン授業をしていますが、たまにzoomから落ちてしまうこともあります。Wi-Fiが安定しないときは、スマホをデザリングしています。


サマルカンドにはWi-Fiが使用できるカフェもあるので、私は家のWi-Fiが使えない時は、カフェで作業しています。カフェによっては、家のWi-Fiより全然通信速度が速いときもあります。




simカードの相場


ウズベキスタンではsimフリーのスマートフォンを購入し、別でsimカードを買うのが主流だそうです。

ウズベク人は日本人に比べて圧倒的に電話をする時間が長いので、モバイルデータ通信量と、電話の時間がセットになったパッケージプランで購入します。



こちらの通り、「5GB+通話時間100分」を38000スム(=約500円)で購入することができます。日本に比べて携帯料金はかなり安いです。


私はBeelineを使っていますが、Beelineはアプリで使ったギガ数を確認でき、プリペイドカードであるhumocardなどと紐づけていれば操作一つでギガを追加することもできます。




また、日本と同じように大手の携帯会社(Ucell, Beelineなど)は都市部ではどこにでも店舗があります。なにか携帯関係でトラブルがあったときはすぐに対応してもらえます。





日本に来たウズベク人に言っておいた方がいいこと


日本に来た外国人は、来日してすぐに携帯会社にプランの契約に行きます。ウズベク人も例外ではありません。おそらく学校や企業の方、それかすでに日本に住んでいるウズベク人の親戚や友人が手伝ってくれるでしょう。


特に気を付けたほうがいいことは、基本料金に含まれる通話時間の長さです。プランによって1回の通話時間が無料になる上限時間が決まっている場合や、通話は無制限で使える場合があります。

ウズベク人は日本人に比べて、非常に電話する時間が長いです。暇さえあれば誰かと通話している印象があります。しかも、Telegramなどのアプリ通話ではギガを消費するため、携帯の通話機能で電話します。

もし、通話量に応じて基本料が変化する従量課金タイプのプランを選んでしまったら、月末の請求がかなり高額になる可能性があります。


ウズベク人と携帯プランの契約に行く場合は、特に通話時間に気を付けてプランを選ぶことをお勧めします。



まとめ


ここまで、ウズベキスタンのネットワークや携帯事情について紹介しました!日本に比べて安定した通信環境ではないため、各自がデュアルシムを使うなど工夫していると感じました。

ネットワーク環境や携帯の料金プランは国によってかなり変わってくるので、日本にいるウズベク人がトラブルを起こさないように、たまに様子を聞いてみるのもいいかもしれません。







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