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ウズベク人にインタビュー!①(アクハドヴァ・ラジザボヌ)

更新日:2024年12月27日

Salom!(ウズベク人で「こんにちは。」)

ウズベク人へのインタビュー記事の第1回です!

今回は、2022年7月まで京都外国語大学に留学していたラジザさんにお話を聞きました。日本に住んでいるウズベク人の雰囲気を少しでも感じてもらえればと思います!


〈この記事はこんな方におすすめです〉

  • ウズベク人が何をきっかけに日本に興味を持つか知りたい方

  • 日本に住むウズベク人がどのような生活を送っているか知りたい方

  • ウズベキスタンの日本の生活・文化の違いを知りたい方


基本プロフィール

  • 名前:Akhadova Lazizabonu(アクハドヴァ・ラジザボヌ)さん

  • 年齢:22歳

  • 出身:ウズベキスタン・サマルカンド州

  • 居住地:サマルカンド州(日本滞在時は京都府)

  • 在日年数:約1年



日本に興味を持ったきっかけ

インタビュアー:まず、日本や日本語に興味を持ったきっかけを教えてください。


ラジザさん:私が高校2年生のときに、日本人観光客の方が友達の家にご飯を食べに来たことです。私はそのとき友達と一緒にご飯を作るお手伝いをしていました。

日本人の他にもドイツ人など他の国の人もいたので、私は全員に「Hello!」と挨拶をしました。そのときに日本人の方が「こんにちは!」と丁寧に挨拶を返してくれて、私はとても感動しました。そして日本人はどんな人か、日本はどんな国なのかと興味を持ちました。


大学はサマルカンド外国語大学・東洋言語学部・日本語学科に入学しました。本格的に日本語を勉強したのは大学1年生の時からです。最初はひらがな・カタカナ・漢字を覚えるのがとても大変でした。


インタビュアー:サマルカンドは観光地で、最近は日本人観光客も増えていますから、日本人と関わることのできる機会があったのは、とてもいいですね!大学の日本語学科に入学し、そこから日本に留学しようと思ったのはなぜですか?


ラジザさん:大学で茶道や華道などの日本の伝統文化を学んで、それを実際に日本で体験してみたかったからです。畳に座りたかったです(笑)なので、古き良き日本が残っている京都に留学したいと思い、京都外国語大学に留学することを決めました。


インタビュアー:そうだったんですね!では続いて、実際に京都に留学に来てからのことについてお聞きします。


日本での留学生活について

インタビュアー:日本に留学で来て、文化を実際に体験してみてどうでしたか?


ラジザさん:茶道や華道はとても楽しかったです。一つ一つの仕草を丁寧に行うことが、とても大切なんだと思いました。茶道の和菓子はとても美味しかったです。




インタビュアー:それはいいですね!逆に、あまり自分には合わなかった文化はありましたか?


ラジザさん:京都には神社やお寺がたくさんあります。建物を見るのは楽しかったですが、私はイスラム教の神様を信じているので、神社やお寺の中(境内)に入るのは、少し気が引けました。


インタビュアー:そうですね。私の知り合いのウズベク人も、お寺や神社でお参りはしないですね。イスラム教は一神教なので、他の神様に祈るということはしないのでしょう。ところで、日本での生活で驚いたことはありますか?


ラジザさん:物価が高いことに驚きました。特に野菜が高かったです...。日本ではトマトが1つで100円ですが、ウズベキスタンでは100円あれば1kgのトマトを買うことができます。

また、ハラールフードのお店がなくて、とても不便でした。朝夜は自炊していたので問題ありませんでしたが、1時間のお昼休憩で食べに行くときの選択肢がマクドナルドくらいしかありませんでした...。


インタビュアー:日本ではハラールフードを取り扱っているレストランはまだまだ少ないです。イスラム教を信仰する人にとっては、まだまだ生活しにくいのが現状です。ハラールの食材を取り扱うスーパーは少しずつ増えているので、ハラールフードのファストフードのお店なども増えていくといいですね。


ウズベキスタンでおすすめのレストラン

インタビュアー:ウズベキスタンでおすすめのレストランはありますか?

ラジザさん:私はサマルカンドに住んでいるので、サマルカンドのレストランを紹介します。

1つ目は「Samarqand Restoran(サマルカンド レストラン)」です。ここはサマルカンドでとても有名なレストランです。

2つ目は「Karimbek(カリンべ)」です。ここはサラダとシャシリクが美味しいです。

3つ目は「Sangizar(サンギザール)」です。ここは店の中がとてもおしゃれです。

※「Samarqand Restoran」




日本人の方に伝えたいこと

インタビュアー:最後に日本人に伝えたいことはありますか?


ラジザさん:日本人は宗教にあまり興味がないと思いますが、もっとイスラム教・キリスト教などの宗教について興味を持って勉強してほしいと思います。イスラム教と聞くと”怖い宗教”と思う日本人が多いですが、本当は平和を求める宗教なのです。


日本は少子化が進み、色々な国の人を受け入れると思います。そのときにイスラム教の人々への勘違いが起きないようにしてほしいです。


インタビュアー:ラジザさん、インタビューありがとうございました!

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