Salom!(ウズベク人で「こんにちは。」)
ウズベク人へのインタビュー記事の第3回です!
今回は、現在大阪の日本語学校に通っているアブさんがインタビューに応じてくれました。日本に住んでいるウズベク人の雰囲気を少しでも感じてもらえればと思います!
〈この記事はこんな方におすすめです〉
ウズベク人が何をきっかけに日本に興味を持つか知りたい方
日本に住むウズベク人がどのような生活を送っているか知りたい方
ウズベキスタンの日本の生活・文化の違いを知りたい方
基本プロフィール
名前:Naviev Abdugani(ナビエフ・アブドゥガニ)さん
年齢:22歳
出身:ウズベキスタン・スルハンダリヤ州
居住地:大阪府
在日年数:約2年
日本に来たきっかけ
インタビュアー:ウズベキスタンにいて、日本に興味を持ったきっかけは何ですか?
アブさん:私が日本に来るずっと前に、私の親戚や友人が日本に留学したり、就職したりしていました。その時に、東京のビル街や富士山の写真を送ってもらって、とても綺麗だと思いました。それらの写真を見て、日本はどういう国なのか興味を持ち、自分でインターネットで調べるようになりました。
インタビュアー:周りに、すでに日本に来られていた方がいたんですね。それは心強いですね。日本語はいつから勉強していましたか?
アブさん:日本語は18歳の時から勉強してました。だから今まで約4年間勉強しています。でも、ずっと継続して勉強できていたわけではないんです。コロナウイルスが流行して、一時期日本に来ることができなくなってしまいました。その時はとてもショックで、少しの間勉強することができませんでした。
インタビュアー:そうなんですね...。その後入国することができてよかったです。日本語を勉強するときに工夫していたことはありますか?
アブさん:タシケントの日本人がたくさん来るレストランでアルバイトをしていました。日本人向けのガイドブックに載っているお店なので、たくさんの日本人観光客の人が来てくれました。そこに来た日本人の人とたくさん話して、会話力を身に付けました。
インタビュアー:それはすごいですね!ウズベキスタンの街中にはまだまだ日本人の方は少ないので、自分から日本人がたくさんいる場所に飛び込んでいったのですね。
日本での生活について
インタビュアー:日本での生活はどうですか?
アブさん:とても楽しいです。平日は、大学進学のために日本語学校に通っています。休日はアルバイトをしたり、アルバイトがないときは12月のJLPTに向けて勉強しています。次はN2を受験します。
それ以外の時間は、ジムでトレーニングをしたり、プールで泳いだりします。また、長期休みには旅行に行きます。去年は念願の富士山にも登りました!日の出がとても綺麗でした。
インタビュアー:日本に来て、ウズベキスタンとのギャップを感じたことはありますか?
アブさん:ウズベキスタンで”普通”のことと、日本で”普通”のことは違うので、驚くことが沢山あります。
日本人は時間にとても厳しいと感じます。日本に来てから、絶対に遅刻しないようにしています。また、電車の車掌さんが、車両を移動するときに毎回お辞儀をしていることに驚きました。もちろんウズベキスタンの人も丁寧で礼儀正しいですが、日本のサービスの丁寧さにはとても驚きました。
インタビュアー:確かに、日本のサービス業の人はとても丁寧ですね。逆に日本での生活で困っていることはありますか?
アブさん:僕はイスラム教徒なので、豚肉を食べません。日本はイスラム教徒向けの「ハラールフード」が少ないので、食べられるものが少ないです。
インタビュアー:ハラールフードは少ないですね。今は業務スーパーなどでもハラールフードを取り扱っているので、ぜひ行ってみてください。普段外食するときはどこに食べに行くことが多いですか?
アブさん:以前名古屋に住んでいた時には「tabassum」というウズベキスタン料理のお店があったので、そこによく行っていました。
大阪にはハラールラーメンのお店があります。ラーメンは好きですが、豚肉が使われていることがほとんどなので食べることができません。なので、ハラールのラーメンがあるのはとても嬉しいです。また、日本食の中では寿司が好きなので、スシローやくら寿司もよく行きます。好きな寿司ネタはサーモンとマグロです。
インタビュアー:最後に一言お願いします。
アブさん:これからも日本で勉強して、大学に進学、就職できるように頑張ります!
インタビュアー:アブさん、今日はインタビューに答えていただきありがとうございました!