Salom!(ウズベク語で「こんにちは」)
本記事では、ウズベキスタンに住む多くの人が信仰している宗教・イスラームの実践について書いていきます。
旧ソ連圏だからか、ウズベキスタンでイスラームを信仰している人が多いというイメージはあまり持たれませんが、実は多くの人がイスラームを信仰し、町にはたくさんのモスクがあります。
〈この記事はこんな方におすすめです〉
◎ウズベキスタンに行く予定のある方
◎ウズベキスタンからの技能実習生を受け入れる企業のご担当者様
◎ウズベキスタンでビジネスを行う予定のある方
ウズベキスタンのイスラーム信仰について
①礼拝
ウズベキスタンの約9割の人がイスラームを信仰していますが、他の国に比べて緩やかな信仰ではあります。
例えば礼拝です。1日5回行う人もいれば、3回で済ませる人、1回で済ませる人など様々です。
礼拝の時間も、厳しく管理しているわけではありません。
ただし、金曜日はイスラームにとって聖なる日であり、金曜日の礼拝には多くの男性がモスク赴きます。
②食べ物・飲み物
アルコールについては飲む人と飲まない人がいます。
1991年まで旧ソ連だったこともあり、人によってはアルコールを飲んでいます。寒いときにはウオッカを飲んで身体を温める人もいます。
しかし基本的に飲まない人が多いため、日本の駅前にあるような飲み屋街は存在しません。
食べ物については、豚は食べません。(というよりも売っていません...。)
③異性との関係
また、女性は肌を見せないというイスラームの習慣がありますが、ウズベキスタンではヒジャブを巻いている女性を見る頻度は他の国よりは低いです。とはいっても、田舎では結構見かけますが。
また、異性との距離を取るという根本の意識はウズベキスタンでもあるので、基本的には同姓同士で行動しています。
④考え方
習慣として現れていなくても、信条や考え方がイスラームに影響されている人は多いです。そのため、ウズベキスタンの方には真面目な人が多いです。
イスラームの考えが軸にあるからこそ、そこから出てきた行動も真面目で、思いやりに溢れています。
まとめ
目に見える習慣に関していえば、ウズベキスタンで体験するイスラームは緩やかです。しかし、実際にウズベキスタンの方と話してみると、非常に真面目なムスリムの方が多いです。
習慣としては個人差はありますが、それぞれが真剣にイスラームを実践しています。
宗教の信仰には個人差があるため、それぞれの宗教の一般的な枠で考えるよりも、その人個人の信仰や実践に耳を傾けることが大切になってくると思います。