Salom!(ウズベク語で「こんにちは」)
今回はウズベキスタンのお風呂の習慣について紹介します!
外国人を受け入れる企業の方は体験したことがあるかもしれませんが、お風呂の習慣の違いはトラブルに発展しやすいです。
お風呂事情は、ウズベク人を受け入れるにあたって企業の方が知っておきたい情報だと思ったため、ここに残しておきます。
ぜひ参考にしてください!
〈この記事はこんな方におすすめです〉
ウズベク人技能実習生を受け入れている企業の方
ウズベク人を受け入れている日本語学校の先生・スタッフの方
お風呂の習慣の違いに興味がある方
日本のお風呂の習慣
ウズベキスタンのお風呂事情を書く前に、前提となる日本のお風呂の習慣について紹介します。※あくまで「一般的にはこうだろう」と著者が考えたものなので、個人の差はここでは考えていません。
【習慣①】毎日お風呂に入る
日本人の多くは、お風呂に毎日入ります。(2,3日に1回という人もいますが、多数派ではあないと思います。)毎日お風呂に入って、体を清潔に保っています。
【習慣②】湯舟につかる
日本の家のお風呂は一般的に「湯舟」がついています。そして、特に寒い季節は湯舟につかる人も多いのではないでしょうか。
湯舟につかる目的は体を温めるため、リラックスするためなどが挙げられます。湯舟につかりながら、テレビを見たり、本を読んだりする人もいますね。
【習慣③】家族以外の人とお風呂に入ることがある(温泉・銭湯)
子どもの頃から温泉や銭湯に行くことが多い日本人は、他人と一緒にお風呂に入ることに慣れている場合が多いです。もちろん、温泉や銭湯があまり好きではないという人もいますが…。著者も、特に子どものときは大きいお風呂にとても喜んでいました(笑)
ウズベキスタンのお風呂習慣① 毎日お風呂に入らない
ウズベキスタンの人は毎日お風呂に入りません。汗をかく夏は毎日シャワーを浴びる人が多いですが、特に寒い冬は「毎日お風呂に入ると風邪を引く」という認識だそうです。
そのため、日本人からだと少し体臭が気になるかもしれないです。かなりデリケートな部分なので、なんと注意すればいいか悩むところですが、日本にいるウズベク人に対しては「日本では、毎日シャワーを浴びたほうがいいよ」と、遠回りに伝えることがいい気がします。電気とガスが整ってるので、風邪を引くこともありませんよ、と付け加えるとさらにいいと思います。
ウズベキスタンのお風呂習慣② 湯舟はない
別の記事で紹介していますが、ウズベキスタンは砂漠地帯で、かつ、海に出るまで2回国境を越えなければならない二重内陸国です。何が言いたいかというと、水資源が日本に比べてかなり貴重なんです。
そのため、湯舟にお湯をためるという習慣はありませんし、そもそも浴槽がない場合もあります。ウズベキスタンの一般的なシャワーはこのような形になっています。
ウズベキスタンのお風呂習慣③ 他人とお風呂に行くかは個人差が大きい
日本に来た外国人に銭湯や温泉を勧めるのはどうなんだろう...と悩む方も多いかと思います。外国人にとって他人と同じお風呂に入ることはハードルが高いと思いますし、さらに銭湯や温泉は入浴ルールがあります。
では、ウズベク人にとって公衆浴場はどうなのでしょうか?
これは見出しにもある通り”個人差が大きい”としか言えません。というのも、ウズベキスタンにはハマムという公衆蒸し風呂があります。(ロシア式蒸し風呂・バーニャとも似ています)
※ブハラの旧市街(観光地)にあるとても古いサウナです。16世紀からあるとか。1回25~30$でした。住民が使うハマムは大体10~15$くらいです。
ハマムは蒸し風呂なので、つまりサウナです。しかも、マッサージもつきます。曜日によって、男性か女性かが決まっています。著者の家の近くのサウナは月火水が女性用、それ以外が男性用です。
そして、ハマムに行くか行かないかは、著者の聞いた限りでは半々くらいです。好きな人は週1で行きますし、好きではない人はほとんど行きません。
ハマムでは他人と裸で話したりするため、ハマムによく行く人は日本の銭湯や温泉のハードルも少し低いと思います。
ぜひ、ウズベク人と関わっている人は、ハマムに行った経験があるか聞いてみてください!
まとめ
ここまでウズベキスタンのお風呂事情についてまとめました。いかがだったでしょうか?日々のお風呂習慣は、日本と違うこともありますが、ハマムがあるなど、公衆浴場には共通点があったりします。
もしお風呂関係でトラブルがあったときは、彼らの習慣を聞いて、そのうえで相談してみてください!
では、Ko'rshiguncha xayr!!(「さようなら、また会う日まで!」)