Salom!(ウズベク語で「こんにちは。」)
今回は、ウズベキスタンの年末~新年の過ごし方を紹介します!
日本では12月頭~12/25まではクリスマス、そして12/26からは一気に正月ムードへ移行しますよね。
そもそもイスラム教を信仰している人の多いウズベキスタンでクリスマスを祝うのか、本当の正月は3月(ナウルーズ)であるのに、新年を祝うのか、などなど気になる年末年始事情を書いていきます。
〈この記事はこんな方にお勧めです〉
海外のクリスマス・お正月に興味がある方
日本に住むウズベク人と交流のある方
ウズベク人技能実習生や留学生を受け入れている機関の方
クリスマス・お正月の位置づけは?
まず、ウズベキスタンの人々がどのように12月25日、1月1日を捉えているかを書いていきます。
まずクリスマスですが、先ほど述べたように、そもそもイエス・キリストの生誕祭であるクリスマスを、イスラーム教の信者が盛大に祝うことは、なかなか想像がつかないです。
実はその通りで、ウズベキスタンの人々にとって、12/24,25は普通の日とあまり変わりないです。
※「日本では恋人と過ごす日ですよ」と日本語学校の学生に言ったら、驚いていました(笑)
では、ウズベキスタンにはクリスマスツリーも、サンタもないのか?と言われたら、実はそうではないんです。
12月後半になれば大きなツリーが町中に出現しますし、サンタさんのコスプレをした人もたくさん出てきます。
これを見ると、「クリスマスは祝わないんじゃないのか...?」と不思議に思いますよね。
実はこれらの飾りはクリスマス用ではなく、新年を祝うための飾りなんです!!
つまりウズベキスタンでは、いわゆる日本のクリスマスの雰囲気が正月(1/1)に来るんです!
日本人の私からしたら、12/25が終わってもクリスマスソングが流れているのは、なかなか不思議に感じました(笑)
ウズベキスタンのお正月
では、ここからウズベキスタンのお正月について書いていきます。
ウズベキスタンのお正月の本番は12月31日のパーティーです。
12月31日は家族でパーティーをし、新年を祝います。
家の女の人は1週間前くらいから31日のパーティーに向けて料理の準備を始めます。
日本の「おせち料理」のように新年の特別な料理はありませんが、ウズベキスタンのパーティーでおなじみの料理が出てきます。
ロシアで正月に食べる「オリビエサラダ」を食べる家も多いです。
また、31日の夕方になると家族全員で、近所の家や親せきの家にあいさつ回りに行きます。
私がホームステイさせてもらっている家族は、夜7時頃から近所の家に挨拶に行き、8時頃から11時頃まで、少し離れたところに住んでいる親戚の家を回っていました。
カウントダウン
私は2022→2023の年越しの瞬間はレギスタン広場で迎えました。
結構人がいるのかな、と思っていましたが、先ほどウズベク人は家族で年越しをすると伝えた通り、レギスタン広場に来ているひとはあまり多くありませんでした。
レギスタン広場には、観光客や私のような在住外国人が多かった印象です。
年越しの瞬間は、各家庭で打ち上げ花火を打ち上げます。
市として打ち上げる花火は、サマルカンド市は今年はサマルカンドシティで行われたそうです。
実はレギスタンからだと、建物に隠れてあまり花火が見えませんでした...(笑)
1月1日~
日本では、1月1日は初詣やおせち料理やお年玉など、やることが盛りだくさんなイメージですが、ウズベキスタンは新年になるとやることがあまりありません。
31日に夜まで騒いだので、1日は休むというおうちも多いそうです。
2,3日まではしっかり休んで、4日から仕事始めという会社が多いです。
※1/1~1/3までは、ほとんどのレストラン・ショッピングモールも休みですので、観光で来られる方は気を付けてください!
まとめ
以上、ウズベキスタンの年末~新年の過ごし方でした。いかがでしたでしょうか。
日本とは少し違った雰囲気・祝い方ですが、「新年を祝いたい!」という気持ちは同じです。
ぜひ、日本に住むウズベク人の方とかかわりがある方は、お正月の過ごし方について聞いてみてください!