Salom!(ウズベク語で「こんにちは」)
この「ウズベキスタン日記」では、ウズベキスタン・サマルカンド市在住のライター阿部が、実際この国でどんな生活をしているのか、毎週お伝えしています。
ウズベキスタンに旅行予定のある方、日本にいるウズベク人と関わりがある方などに向けて現地のリアルな生活を発信しています!
この連載をきっかけに、ウズベキスタンに少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。
先週の日曜日に体調を崩してサマルカンドに帰ってきて、今週の前半は家で寝込んでいました。
海外で風邪を引くと、病院や薬に対する信頼が薄いせいで、日本にいるときよりも精神的に辛く感じることが多いです。
身近に頼れるその国の人がいることが、どれだけ重要か再確認しました...。
また、先週からですが最高気温が20℃近くまで上がり、まるで春みたいな天気になっています。外で気持ちよさそうに寝ている犬や猫が増えて、散歩をするのにも最高な季節になりました!
そんな私の2月最後の1週間の様子をお届けします!ぜひ最後まで読んでいってくれると嬉しいです!
〈この記事はこんな方にお勧めです〉
ウズベキスタンに旅行する予定のある方
ウズベキスタンの生活に興味がある方
日本に住むウズベク人と関わりがある方
26~27日:風邪で寝込む
ヒヴァ旅行2日目(2/24)から、原因不明の風邪に苦しめられていました。25日に家に帰ってきて、日本から持ってきた総合風邪薬を飲んで寝ていました。
ひどかった頭痛と発熱は収まったのですが、倦怠感と下痢が止まらず、寝室とトイレを往復する一日でした。
一緒に住んでいるウズベク人の方が、近くのドリホナ(薬局)で薬を買ってきてくれました。
ウズベキスタンにはそこら中にドリホナがあって、窓口で風邪の症状を伝えればそれに合わせた薬を教えてくれるという仕組みになっています。
今回私が飲んだのはこの薬です。
私が頭が痛いと言っていたので、鎮痛剤を買ってきてくれました。粉末状の薬ですが、ウズベキスタンではこれをお湯に溶かして飲むのが一般的だそうです。一応飲みやすいように少し甘めの味にはなっていました。
そして、一般のウズベク人にもウズベキスタンの薬よりもドイツやイギリスなど外国の薬の方が評判がいいらしく、どのウズベク人に話を聞いても「この薬はドイツの薬だからよく効くよ!」などのことを言われました。
薬を飲んで一晩寝たら、なんとか仕事ができるくらいには復帰したのでよかったです。原因はなんだったのでしょう...(笑)
バザールにも春が近づいてきてます!
体調も復活したので、食材を買いにサマルカンド駅近くのバザールへ行きました。野菜は近所のミニマーケットで買えますが、肉はバザールまで来ないとないんですよね。(近所に大型スーパーもないので。)
今回バザールに行って、私がとても嬉しかったのが、バザールに苺が売っていたことです!!
ウズベキスタンは4月頃から初夏にかけて苺をはじめとしたたくさんのフルーツが売られます。特に苺は時期になると1kgを約150円で買うことができるので、果物が大好きな私は春が来るのを心待ちにしていました。
まだ出始めなので値段はそこまで安くはないですが、ついついカップ1杯分の苺を買ってしまいました。甘くておいしかったです!
村のお家を訪問しました
一緒に住んでいるウズベク人のお母さんの誕生日が3月3日ということで、サマルカンドの近くの村にある彼女の家に行ってきました!
ウズベキスタンは町から一歩出るとのどかな村の風景が広がっていて、別の国に来たかのような感じがします。
彼女の実家の隣にある親戚の方の家では牛や鶏を飼育しており、牛小屋を案内してもらいました。
鶏がそこら辺を歩いていたり、道端の木に牛が繋がれていたりなど、町にいると味わえないウズベキスタンの生活を垣間見ることができます
夜はお母さんの誕生日パーティーということで、近所に住む彼女の親戚の方々が集まって、ご飯を食べました。
ナッツ・サラダ・サムサ・ノンがテーブルに置かれ、そして締めにはショルバ(羊肉と野菜のスープ)を頂きました。ウズベキスタンのパーティーのメニューはどこでも大体こんな感じです。
いつもパーティーが終わるころには食べ過ぎておなかが痛いです...(笑)
パーティーの最中はずっと誰かがお話ししており、最近の近況報告などをします。
村から出て町の方に住んでいる親戚の人もいるので、このような機会に会うことができてとても嬉しいと言っていました!
日本では少なくなった親戚同士の繋がりを強く感じるのがウズベキスタンの特徴です。
まとめ
外国で生活すると、日本にいるときよりずっと免疫力が落ちるので、まあまあな頻度で風邪を引きます。無理をしないことがとても大切だと感じます。
また春が近づいてきて、ナウルーズも近いので、町の雰囲気が何となく明るくなってきたように感じます。
これからがウズベキスタンのベストシーズンだと思うので、たまには村を訪問してリフレッシュしながら、ウズベキスタン生活を楽しんでいきたいです!