Salom!(ウズベク語で「こんにちは」)
今回はウズベキスタンのインフラ事情の第3回として、ウズベキスタンの道路、さらに交通事情についても少し紹介します。
※ウズベキスタンのインフラ事情の記事の内容はこちらです
電気・ガス編
ネットワーク編
道路編(本記事)
ウズベキスタンの道路は日本みたいにすべてが整備されているわけではないので、特に町の中心地から外れて移動するときは特に気を付ける必要があります。
どんなところに気を付ければいいかも書いていきますので、ぜひウズベキスタンに行く予定のある方はご一読ください。
〈この記事はこんな方にお勧めです〉
ウズベキスタンに旅行に行く予定のある方
ウズベキスタンに住む予定のある方
在日ウズベク人と関わりのある企業や学校の方
路面事情
まずウズベキスタンの道路の基本的なことをお伝えします。
ウズベキスタンの道路は右側通行です。歩道を歩くとき、バスに乗るときなど、方向にお気を付けください。
そして路面事情ですが、タシケントやサマルカンドの中心部(大通りや観光でよく使う通りなど)はきれいに整備されています。大通りには歩道もあります。
しかし、1本大通りから外れた道に入ると全然整備されていないです。特に歩道がないことが多いです。また車道は整備されていても、歩道は未舗装の場合もありますので、道はでこぼこしています。
大通り以外を歩くときは足元にお気を付けください。
さらに、住宅街などの細い道には、下の写真のような出っ張りがよくあります。これは、細い道での車のスピード出しすぎを防ぐために作られたそうです。
車に乗っているときもここを通るときはよく揺れますし、歩いているときは躓きやすいので、お気を付けください。
信号について
ウズベキスタンの信号のルールは日本と同じです。
しかし気を付けなければいけないことは、信号が非常に少ない点です!次の信号が4,500メートル先というのもよくあります。
そのため現地の歩行者は、とても車通りの多い大通りであっても、普通に車道を横断します。(日本でいう環状7号線のような通りでもです。)
観光客であっても、信号がないために車道を横断しなければならないという場面にでくわすかもしれません。そのときは、他に渡ろうとしているウズベク人を見つけて、その人の後にぴったりついて渡るようにするといいと思います。信号以外の場所で車道を横断する機会がないのが一番いいのですが...。
また、交差点で信号が赤であっても突っ込んで来る車もいますので、交差点を渡るときは十分に周りを注意して渡るようにしてください。
歩行者優先?車優先?
日本の交通ルールで歩行者優先か車優先かを聞かれたときに、多くの人は歩行者優先だと答えることと思います。
しかしウズベキスタンではその限りではなく、むしろ車優先であるケースも多いと感じています。
歩行者が交差点を渡っているときでも、引かないギリギリで車は突っ込んできます。
もしかしたら、ウズベキスタンの人も心の中では歩行者優先だと分かっているのかもしれません。しかし、普段ペースがゆっくりなウズベキスタンの人なのですが、車に乗ると性格が変わったようにせっかちになります。
スピードをとても出すドライバーもいますし、少しでも前の車がもたついていると、すぐにクラクションを鳴らします。
交通ルールが形骸化していることも理由にあるのかもしれませんが、車の方が「我先に」と走ってくることを歩行者は知っている必要があると感じています。
日本に来たウズベク人に注意喚起するとしたら
日本に来るウズベク人の中で、日本国内で車を運転する人は少ないと思いますが、歩行者として、日本の交通ルールを教えておく必要はあると感じます。
注意すべきところは
日本では歩行者優先だということ
基本は信号があるところ以外では車道を横断しないこと、特に大通りでは。
以上の2点だと思います。
日本に来てルールが違う中で、交通ルールを破ってしまいトラブルにならないよう、事前に少しでもお話ししておくといいかもしれません。
まとめ
以上、交通ルールについてでした!
私がウズベキスタンに来て戸惑うことが多かったように、日本に来たウズベキク人も戸惑うこともあるでしょう。雑談の中で、さりげなく聞いてみるといいかもしれません!
また、ウズベキスタンに来る観光客の方は、交通事故に本当に気を付けてください。